【新型コロナ対策】クリーンルームとは?設置の目的やウェアの特徴を解説

クリーンルーム設置の目的やウェアの特徴を解説

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、「施設内にクリーンルームを設置したい」というご相談をいただいています。クリーンルームは、現代社会においてなくてはならない存在です。

しかし、多くの方がクリーンルームというものをご存じないと思います。今回は、クリーンルームとは、どのようなものなのか、設置の目的やウェアの特徴についてわかりやすく解説していきます。

【初心者向け】クリーンルームとは?

クリーンルームとは、名前のとおり“きれいな部屋”のことです。ただし、私たちが想像するようなきれいな部屋ではありません。客観的な視点で判断できる定義や規格に沿ってはじめてクリーンルームといえます。

そのため、クリーンルームとは、空気中の浮遊微生物や浮遊微粒子が限定されており、清浄度レベル以下で管理し、温度や圧力、湿度などを必要に応じて管理している清浄空間のことです。

クリーンルームの設置の目的

社内にクリーンルームを設置するのは、視覚では確認できない、非常に見えづらい塵埃を少なくして、製品への付着を防ぐためです。一方で、医療界では、クリールームを次の目的で使用します。

人間は、がんにかかると抗がん剤治療を行います。抗がん剤治療をすれば、免疫力が著しく低下し、細菌やウイルスによる空気感染が起きやすくなります。そのため、クリーンルームを設置して、空気感染によるリスクを抑えます。

こちらの記事を読んでいる方は、どちらかといえば医療界と同じ目的での設置を検討中かと思います。

クリーンルームは、一定の管理が必要

クリーンルームは、湿度や温度を管理し、外部からのウイルスやごみが入ることがないように制御された部屋なので、常に一定の管理が必要となります。例えば、クリールームの室内が暑くなってしまうと、どのようなトラブルが想定できるでしょうか?

室内の温度が上昇すると、作業者が汗をかいてしまいます。その汗が精密機器についてしまうと、動かなくなってしまいます。また、汗をかくほど暑いというのは、その部屋にいる人の体力を奪ってしまうため、決して良い状態ではありません。また、部屋の圧力を制御していれば、外からごみやウイルスが入ることを抑制できます。

クリーンルームで守るべき4原則

クリーンルームに入る際は、絶対的に守らなければいけない4原則というものがあります。次に、どのような点について注意するべきなのか、ひとつずつご説明します。

異物を持ち込まない

クリーンルームには、絶対に異物を持ち込んではいけません。そのため、どうしても機器や材料を持ち込む場合は、事前に洗浄をしなければいけません。また、出入りの際は、エアーシャワーを行う必要があります。

他にも、室内から室外へと気流を制御して、異物を持ち込まない工夫を徹底的にして出入りを行います。

異物を発生させない

クリーンルームでは、異物を発生させないことが原則です。そのため、服の繊維から生じるゴミには十分に注意しなければいけません。一般的に、ごみが生じない無塵衣着でクリーンルームに出入りします。

無塵衣着でクリーンルームに入るからといって無駄な動きをして良いというわけではありません。無駄な動きは、ごみを生じさせる原因となるため、無駄のない最小限の動きで仕事を進めていきます。

異物を蓄積させない

クリーンルームには、異物を蓄積させない工夫がたくさん施されています。掃除をしやすかったり、ゴミ留りをつくらない設計になっていたり、凹凸の無い設計だったりします。また、帯電しない工夫も実施されています。

帯電しない工夫というのは、室内で静電気を起こさないようになっているということです。静電気は、機器障害やデバイスの破壊につながります。また、静電気は、火災の原因にもなりますし、ごみを吸引するといった性質がトラブルにつながることもあります。

異物を排除する

クリーンルームでは、常に異物の排除が行われています。気流形状を妨げるものがあれば、室内のリスクを高めることになります。そのため、発塵部付近で異物を排除していきます。

感染リスクを下げるためにもクリーンルームウェアを用意する

クリーンルームでは、クリーンルームウェアというものを着用します。クリーンルームウェアとは、ゴミやほこりが室内に放出されることを防ぎ、ルーム内を清潔に保つための服装です。

キャップやソックスを着用して、新型コロナウイルスの感染拡大のリスクを抑制します。クリーンルームウェアには、つなぎ服タイプやセパレートタイプなどがあります。どちらを選択するのかについては、会社の都合によって決めなければいけません。

つなぎ服タイプの特徴

つなぎ服タイプのクリーンルームウェアは、頭巾タイプの帽子をかぶり、上下がつながっていることが特徴です。デザインによっては、裾の開いたものもあります。しかし、なぜ裾部分が開いているのでしょうか。

それは、裾からの発塵が床下に排出される仕組みを利用するためです。開放構造になっていれば、発塵が生じてもとどまることがありません。

セパレートタイプの特徴

セパレートタイプのクリーンルームウェアは、清浄度クラス10000レベル以下の領域で用いられます。なぜ、その領域に限定されているのでしょうか。それは、セパレートというウェアの構造が大きく関係しています。

セパレートタイプの上着をめくると、どうなってしまいますか?普段着が露出してしまうと思います。そのため、繊維発塵の量が多くなり、それだけ室内のリスクを高めてしまうのです。

もし、セパレートタイプのクリーンルームウェアを着用する場合は、上着の裾をズボンの中に入れることをおすすめします。もし、ごみの問題が大きなリスクにつながるという方は、つなぎ服タイプの購入をおすすめします。

クリーンルームウェアの管理方法

クリーンルームウェアを着用するのなら、作業者が正しい知識を持って、管理していく必要があります。次に、クリーンルームウェアの管理方法についてご説明します。

正しい作業着の着用方法

まずは、帽子を正しくかぶりましょう。帽子のすそは、防塵衣の中にしっかりと広げて収めてください。広げて入れていないと、ゴミがでてしまう原因となります。そして、首周りのファスナーやマジックテープは、隙間がないようにしっかりととめておきます。

紐のあるものは、ポンピングを防止するため利用しましょう。また、防塵衣が体のサイズに合っていない場合、変更するようにしてください。体に合ったものをごみが舞い上がらないようにゆっくりとした動作で着用します。

クリーンルーム用品を購入するなら

社内にクリーンルームを設置し、維持・管理していくのであれば、防護服やサージカルマスク、フェイスガード、気流チェックサービスなどのさまざまな医療用品が必要となります。

また、クリーンルーム内で診察を行う場合、医療用のベッドも必要となるでしょう。これらの医療用品をすべてそろえるのは、想定すべきことがたくさんあり、簡単ではないでしょう。それなら、株式会社ヨコモリ電池屋コーポレーションへご相談ください。

「クリーンルームを設置したい」とご相談いただければ、必要なものをすべてご用意させていただきます。

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